Photo Letter vol.25 「さよなら神戸」

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Photo Letter vol.25 「さよなら神戸」

goodbye happiness.... photography by fuu

 

さよなら、神戸。

 

このブログも更新の間長くあいたけれども、実は神戸を離れることになった。

というのも学業の関係で、北の大地、札幌に下宿することになった。

北海道についてはこのブログで紹介はしてないけれども、

何度も旅をして本当に感動させられた。とまぁ北海道語りはまた今度にして、

今回は少し淋しいけれど、そんな神戸の風景を新しく購入したツァイスのBiogon35mmf2.8で撮り歩いた。

レンズにとっては最初の景色。自分にとっては最後の景色。

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以前使っていたNoktonは40mm。35mmとは5mmしか変わらないのだけれど、

Nokton40mmでは50mmのフレームが出てしまう。

M4の後に出たM4-Pには35mmのブライトフレームもしっかりとついているわけで、

これでやっとナチュラルに35mmで撮影ができる。笑

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なんだか、懐かしい被写体。こんな場所もたくさん撮り歩いたなぁ。

今となってはLeicaのカメラで撮影してますからね。三年前の自分よ。夢が叶ってますよ。笑

しかし、本当に開放からキレキレな描写である。

35mmf2.8と聞くと、やっぱり自分はFlektogonを思い出すわけで、そこもまた懐かしい。

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日曜日の夕暮れの東遊園地にはたくさんの家族が遊びに来ていた。

人が多いというのは、意外にも被写体がたくさん転がっているわけで、

悪くないのかもしれない。

あまり明るいレンズでないだけに、背後のボケはなかなか得られない。

一歩、もう一歩寄る必要がある。その困難が上達への道筋。

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旅行だろうか。帰省かな。どんな思いを馳せているのだろう。

そんな想像が膨らむ気に入った一枚。

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ある時期を除き、18年ほど神戸に住んでいたが、

ここ、市役所の展望台には初めて訪れた。

もうしばらくこの景色を眺めることはできない。

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夕暮れの光が質素なビル街をドラマチックな景色に変える。

こういうことに気付けるのもスナップをしてるからこそかな。

 

神戸は写真の楽しさを教えてくれた大切な場所。

もちろん生きてきた上で、数え切れないほどの感情を味わった場所でもある。

そんな場所でここまで生きてきたことを忘れず

札幌に行っても生きていきたい。

っと、語りはこのくらいにして。

 

 

ありがとう、神戸。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Photo Letter vol.24 「京の夏旅」

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Photo Letter vol.24  「京の夏旅」

goodbye Kyoto summer.... photography by fuu

8月も中旬を過ぎ、蝉時雨も本格化してきた頃、久しぶりに京都に撮影へ出向いた。

今回はローライのRPX400というあまり見ないフィルムを装填した。このフィルム、物凄く良い。

京都の夏はこれまた素敵な被写体の宝庫で、何度行っても撮影が楽しめる貴重な場所だ。

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夏の空はとても雄大で独特。つい空を写したくなる。

どこかで見たような、見たことのないような、そんな夏空からは夏特有の茫漠感に襲われそうになる。

京都は特に高いビルが少ないため(何らかの制限があったはず)、鴨川からもそれなりに空を見上げることができる。

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左京区にある法然院は、木々に囲まれてとても涼しかった。

門内へ入って行く外国人の観光客が良いタイミングで歩いていたので、迷わずシャッターを切った。

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山の中に半分入り込んだように佇んでいて、とても居心地が良く、蜩が昼間から鳴いていた。

少し傾いた太陽の光が、陰で絵を描くかのように差し込んでいて、これもまた美しい。

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京都の景色を窓の向こうに、お洒落な店内で飲むコーヒーは

彼らの故郷でのコーヒーの味とはまた少し変わってくるだろう。

前にも一度登場したこのカフェ、実は三条大橋の付け根にあるスターバックスf:id:eastslfuu:20170819230136j:plain

普段見ている世界から色と言う要素を抜いたモノクロの世界は光と影はもちろん、

被写体をより強調的に直接的に表現できるのだろう。

京都文化博物館でPHOTO.MAGNUMの写真展が開催されていたので、足を運んだ。

そこでブレッソンをはじめ、ロバート・キャパ、ゲオルギィ・ピカンソフ、デビット・シーモア等の著名な写真家達の写真を見て、そんな風なことを思った。

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京都の特別な空気の中で愛し合う二人。

どこかの洋画のワンシーンのような形で切り取れただろうか。笑

これから日も暮れて京都の街はさらにロマンチックになっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Photo Letter vol.23 「さよなら、冬の香り」

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Photo Letter vol.23 「さよなら、冬の香り」

goodbye winter.... photography by fuu

今年も長い冬に別れを告げ、春がやってきた。

冬のもとで耐えてきた花々が、一斉に咲き誇る美しく優しい季節の春。

ここ夙川公園は、関西でも有名な花見スポット。

中判のイコンタにカラーを、m4-pにはモノクロフィルムを装填して歩いた。

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平日にもかかわらず花見客で賑わっていたけれども、そのなかでもやっぱり親子で来てる人たちが多くて、

満開の桜のもとで楽しそうに遊んでいた。素敵だなぁ。

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公園の真ん中ぐらいをちょうどJRが通っており

桜と車両の撮影スポットでも有名みたい。

子供にとったら桜より電車のほうが良いかもね。笑

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通りを歩いてるとこんな素敵な場面にも出会った。妻と息子をカメラで記録する外国人のお父さん。

これは撮らなければと、気合を入れて一歩踏み込むことができたかなぁ。

桜の花が三人を祝福するかのように咲き誇っていた。 

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春の香りの元にたくさんの人が

幸せな色彩を求めてやってくる。

そんな春を写すのはやっぱりカラーフィルムの方が良かったりするのかもね。

 

 

 

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大阪方面に行くときには、よく阪急電車を利用する。

阪急は阪神やJRとは違った雰囲気で車窓風景にもたくさんの桜が飛び込んできた。

たくさん人が乗ってるときでも圧力を掛けずにシャッターを切ることができるのは

小さくてシャッター音が静かなカメラだけ。

この日は撮影のために出向いた日ではなかったけれど、

どこに行くときもやっぱりカメラは持ち歩かないとなぁ。

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大阪という街は実はすごく心を揺さぶられる場所だったりする。

都会ならではのビル群、裏通りの居酒屋、美しいJR大阪駅のターミナル。

少し昔、大阪でちょっとしたことがあって それでそのときの感情が染み付いてるのかも。

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そういう場所はすごく大切。沈みこんだ感情を感化してくれる。

良い思い出ではなかったからずっと大阪が嫌いだったけれども、

時間が経てばそれも人生を豊かにする

貴重な体験だったと思えてきた。

 

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 フォーカスが合っててもどこかピントが外れてるような光源、

それでもガッチリ質感を捕らえるこのレンズの面白さが少しずつわかってきた気がする。

Noturne(夜想曲)の様に、もっと美しい写真が撮りたいな。

 

 

今回はこのくらいに。

では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Photo Letter vol.22 「モノクロームと神戸の情景」

 

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Photo Letter vol.22 「モノクロームと神戸の情景」

depth of black-and-white and kobe photography by fuu

神戸の街はよく情緒溢れた外国みたいだね、とよく耳にする。確かにその通りで北野を中心にどこか欧米のような香りがする街並みになっている。

お気に入りのカメラをぶら下げてスナップするにはもってこいの場所なのかもしれない。

そんな中、ついにはモノクフイルムの自家現像を始めた。これがまた楽しくて、飛ぶ鳥を落とす勢いでシャッターを切ってしまう。

もちろん飛んでゆくお金を無視する勢いでもあるんだけどね......。

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神戸港を眺められるお洒落なカフェは連日たくさんの人で賑わっている。

コーヒーの香りが神戸の街並みや夜景をよりムーディーなものにしてくれる。

窓越しに見る少し歪んだ景色は意外と雰囲気があった。

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夕暮れの神戸港で肩を寄せ合う二人、なんて絵になるシーンだろう。

日が沈んでゆく切ない香りと港ならではの船の汽笛が混ざってなんとも言えないロマンチックな雰囲気に溢れていた。

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Youtubeである素敵な写真家を発見した。その人の撮るモノクロ写真がこれまたすごく良くて、最近参考にしている。

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三宮の夜は大阪ほど賑やかではないけれども、そこがまた良いのかも知れない。

今回初めてCinestill800というタングステンフイルムを使用した。

800という高感度にして人工光に特化した色温度。今までに見たことのない情景を写してくれるこのフィルムが気に入った。

夜が好きな自分にはもってこいなフイルム。アスファルトに反射する車のヘッドライトが非常に美しい。

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少し神戸から離れて、京都駅。

50mmのブライトフレーム越しに京都駅を堪能していると(笑)、ふと目に止まる景色があった。

遠方からやってくる恋人を待ってるのかな、そんな妄想を片隅に被写体との距離が好きな距離感だったので迷わずシャッターを切った。

電車を降りて適当に露出計で測光して遊んでた甲斐があったなぁ。

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水面の小波やそれに反射する光が非常にきめ細かく表現されて気に入った一枚。

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先日、撮影に淡路島に行った。そこで食べたたまねぎの天ぷらはため息が出るほど美味しくて、それを食べるだけに淡路島へ行ってもいいかもしれない。笑

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淡路に一緒に撮影にいった写真仲間さん。

窓の外に向けられた視線に切なさのようなものが感じられる(勝手に決めてごめんなさい。笑)お気に入りの一枚になった。

モノクロ写真というのは時より鳥肌が立つほど美しいものが出来上がる。

コントラストの高いものより関節光のようにシャドウからハイライトまで滑らかに表現された写真が好き。

今度減感現像してみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Photo Letter vol.21 「晩冬の空気とロシアな一日」

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Photo Letter vol.21 「晩冬の空気とロシアな一日」

”Russian day with late winter air” photography by fuu

日ロ共同訓練で京都府舞鶴市にロシアの駆逐艦が寄港した。

どうやらその船に乗れるみたいだったのでライカ片手いざバルバロッサ作戦.....

じゃなくて撮影へ出向いた。

ロッシア人(舌を巻きながら)というのはどこかクールで寡黙なイメージが強いのだが、

いい意味で期待を裏切ってくれたので少し紹介したい。

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撮影のサインをしてカメラを向けても快く受け入れてくた。

そのルックスに紳士的なふるまい。彼らはただものではないな。

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ロシアの船上に日本人女性がスーツ姿で通訳(かガイド?)として乗船していたのだが、

日本海側とあって風も強く寒いなか、ロシアの方が寒そうにしているその女性にジャケットを渡していた。

極寒のロシアに暮らす人々の心は意外にも暖かいものなのだろう。

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さて、気温が少しづつ上がってきた2月の終わり。

段々と春の香りがしてくる季節。それでも寒い日はぽつぽつと存在し、

まだまだダウンジャケットが手放せない。

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宝塚駅の北東方面に位置する清荒神清澄寺は国の重要文化財にも指定されている。

門前の参道は雰囲気の良い繁華街になっており、撮影も楽しめた。

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目に見えない神のもとへ人々は集い信仰する。

もっとも自分は神社の雰囲気を楽しんでいるだけなのだが。笑

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今回のラストショットは帰り道に出会った子猫。

寄れないライカで最適なポジションを探している間ずっと待っていてくれた。

 

 

実はM4-Pが巻き上げギア関連の故障で一か月弱入院していたのだが、

元気になって帰ってきたのでこれからまたバンバン撮影していきたい。

では。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Photo Letter vol.20「冬の北兵庫と京都」

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Photo Letter vol.20「冬の北兵庫と京都」

kyoto and north hyogo in winter photograph by fuu

今年は久々の寒冬で神戸でも(いつぶりだろうか)雪が街を覆った。

冬の澄みきった空気の中、カメラ片手に兵庫の北の方へ出かけると、一面雪景色。

姫路から北へ、山陰へ向かう播但線に乗りのんびりと冬の旅。

今年はたくさん冬を感じられて幸せだなぁと、そんな気分に浸っていた。

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それでもやはり日中は気温が上がり、前日降り積もった雪もどんどん溶けていく。

竹田の町は通り雨が過ぎ去った後のように、晴れ間の元で輝いていた。

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開放では荒れ狂う(そこがいいのだけれども)ノクトンも少し絞ればこの通り。

フィルム写真でもこの通り質感がしっかり伝わってくる。

明暗のバランスもちょうど上手くいってるかな。ほんとに少しずつだが、露出についても理解できてきたようだ。

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ふと目に止まった瞬間さっと露出計をポケットから取り出し、さっとシャッターを切る。

そしてやっぱり露出不足になる。いっつも。笑

使っているセコニックの露出計、少しオーバーに感光するようだ。

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京都は本当にフォトジェニック。歴史的な建設物、雰囲気はもちろん、

たくさんの人が集まるが故に、シャッターチャンスもごろごろ転がっている。

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低い感度のフィルムを使い絞って撮影するとデジタルにも負けない高解像度(のよう?)な写真に仕上がる。

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35mmや40mmレンズの一番好きなところは広角感を損なわずに浅い被写界深度を得られるところだと思っている。50mmだと少しイメージが変わってくる。

35mmより5mmだけ狭い40mmだとよりテレ側にそれだけステ振りしたことになるが、

35mmをずっと使っていて培ってきた感覚にハマるとこれがまた面白い写真が撮れると思う。

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カフェは内装にこだわった場所が多く、実はお気に入りの撮影スポットの一つ。

それがましてや京都で、ライカを片手に入店なんてしちゃうと、お気に入りの写真が撮れないわけがないよね。

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最後は大好きな城崎の温泉街の夜景。

短い冬の日が暮れ、灯火が街を照らし始めるこの時間が一番雰囲気の良い時間。

温泉で心底温まったあと、乾いた冬の空気を吸い込み、カコンカコンと下駄を鳴らしながら夕暮れ後の温泉街を歩く。

それだけでなんだかもうため息が出てしまうほどの幸せですよほんと。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Photo Letter vol.Extra 「アナログの質感とLeica」

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Photo Letter vol.Extra「フイルム写真とLeica

analog photography and Leica

そうです、ずっと憧れだったLeicaを買ったのです。ついに買っちゃいましたとさ。

Leica M4-P。前期型のモデル。正直デジタルライカが欲しかったのだけれども、そんなお金は空から降ってくることもなく...

Mボディの中でも比較的安価で手に入れることのできるm4-pを選んだ。それでもM4-Pである理由は安い意外にもいくつかある。

どの「M」選ぶかにあたって自分なりの条件がいくつかあった。

1.ボディはブラックであること。

2.露出計非搭載モデル。

3.35mmのブライトフレームがついてるモデル。

1の時点でM2、M3、M4はなくなる(コレクター価額というのは本当に恐ろしい)。後塗りのでも良かったけれども、うーんって感じ。

M8を除くデジタルは高すぎるので買えない。M8はセンサーが小さい....。

2の条件ではM5、M6、M7がアウト。

3はM3でもメガネをつければどうにかなるらしいのだけれどもなんとなく自分の中でこれが美しくない。

そんな中選んだのがM4-Pだった。(まぁ8割ぐらいで安かったのが理由だなんて嘘

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可愛いくてたまらない(笑)小学1年生の従兄弟の弟。これはうどんの麺を練っているところだったかな。

手に入れたMマウントのレンズはNokton40mmのシングルコーティング。

35mmと迷ったのだけれども40mmの方が安く手に入れやすいためこちらにした。

50mmでも35mmでもない40mm。いやぁ、これいいぜ。

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小型で持ち運びしやすく、なんと言っても見た目が美しすぎるLeitzのカメラはどこにでも持っていきたくなる。

ちょっとした外出先で思わぬ被写体に出会っても、そっと構え、無音で二重像を合わせ、静かにシャッターを切る。

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そういう撮影の仕方ができるところがこのカメラの一番良いとこじゃないだろうか。

ステルス化したライカのカメラでは被写体に対する恐怖感が和らぐ気さえする。

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また、Mマウントのレンズが魅力的なものに溢れているのも無理してライカを買った理由のひとつ。

というと、ライカのレンズを使ってから言えとおじさん達に怒られそうだけれども。笑

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好きなコーヒー屋はコメダ珈琲。なぜかというとコメダのメニューの中にシナモンウィーンというのがある。(画面右)

これがたまらなく美味しい。お洒落な店内で最高のコーヒーを味わいながら友人と旅行の計画を立てる。たまには一人じゃない旅もいいかな。

f:id:eastslfuu:20170118001931j:plainフィルムでのストリートフォトは今まで経験がなかった。

ストリートフォトは偶発性からなる作品も多いから、撮影枚数が決まっているフィルムでは圧倒的に不利なはず。

それでもなんとかして良いのを撮ろうとするところにまた面白さが存在する。

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「忘却の一室」

もしこの写真にタイトルをつけるならこう付けるだろう。

美しくもどこか哀愁感溢れる窓からの光からは

中世ヨーロッパの忘れ去られてしまった物語の匂い、そんなのが漂うような気がしてくるのだった。

 

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それにしてもずっと憧れだったMシステム。

もう恐らくこの先永遠にライカのMボディを使い続けることになるだろう。

死ぬまでライカを愛し、ともに写真を撮り続けていく覚悟である。笑

広いライカワールドの中ではまだまだひよっこの中のひよっこな自分だけれども

少しずつ知識の幅を増やしつつ、良い写真を撮れるようにも、

このカメラと共にこれから歩んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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