Photo Letter vol.8 - in 須磨寺
Photo Letter vol.8 - in 須磨寺
Sumadera photograph by fuu
久しぶりの更新。今回はずっと気になっていたが、なかなか足を運ぶことの無かった須磨寺という所へ行った。
神戸市の須磨区、その中に位置する須磨寺なのだが、ここがまた中々風情のある場所だった。身近にこんな素敵な被写体が潜んでいたなんて....。
まずはこのワンショット。本当にこのレンズ、60年前のものなのだろうか。笑
ドスンとぶら下がる提灯の質感、その奥の窓ガラスの存在感、全体的な発色の良さ。
Fujifilmのセンサーが優秀なのもわかるが、この描写は流石CarlZeissと言ったところか。
戦後のドイツの光学技術、恐るべし。
ということで、今回使用するレンズはFlektogon35/2.8で一本勝負で挑んだ。
山陽電車の須磨寺駅で下車後、お寺まではしばらく下町情緒あふれる商店街が続く。
昭和の日本映画に出てきそうな(?)、ちょっぴり小汚く、でも人の温かみがあふれている、そんな通りだった。
商店街の出口へと歩く老夫婦。絞りは開放で柔らかい写真に。
その背中には二人で数々の試練を乗り越えてきて、今に至る、そんな長き愛情が存在しているのかな、などと勝手に妄想してしまう。
こんな日常の幸せも写真に残したいと思う。
最近は本当にTwitterの方に自信を持って投稿できる写真が撮れない。
このブログみたいに、自分が好きな写真をただ投稿する場所では、「木の質感が~」とか「光の具合が~」などと言った少しマニアックな写真が心地よく投稿できるが、Twitterではそう簡単にはいかない。
Twitterを使用するユーザー自体が、フィルム写真やコントラストと彩度が低めの写真を好む人が多い傾向にあって、Leica調(?)な写真はあまり受けが良くない。
写真を楽しむか、写真を撮るための機材を楽しむか。
そんなところに、このブログへ投稿する写真とTwitterに投稿する写真の違いがあると思う。
この写真。小さな画面の端末では分かり辛いかもしれないが、すごく綺麗に写った。
何が綺麗なのかというと、手水場から噴出している霧のようなものが、写り込んだから。小さな小さな水の粒までしっかりと解像しているのがわかる。
ここ最近で一番のお気に入り写真になった。
久しぶりに、カメラを持ち出してお写ん歩をしたのだが、楽しく撮影することができた。
しばらく上手く写真が撮れなかったので、カメラを構えるのやめていたのだが、やはりカメラは楽しい。
これからも、このFlektogonをメインに素敵な写真を撮っていこうと、そう思えた今回のPhoto Letterでした。
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