Photo Letter vol.2 - in 須磨海岸
Photo Letter vol.2 - in 須磨海岸
Suma coast photograph by fuu
逆光でのこの描写。Twitter(@eastslpic)の方でも投稿したのだが、すごくお気に入りの写真。
X-T1のフィルムシュミレーションをクラシッククロームにし、彩度を抑えつつWBで少しだけ温かみを増やした。
こんな何の変哲も無い枯れ木が夕日の光によってこんなにも美しく写った。これだから写真は楽しいと思う。
錆び付いた手すり。ただの錆び付いた手すりだが、こうして写真に写してみると、案外味が出たりする。長年、海からの潮風を浴びながらここに立ち続けている。
カメラを持って散歩しているとそんなことまで考えるときがある。
ローアングルでの撮影。ここでもフレアが大胆に発生している。けれども、なぜか安っぽい写真にはならない。
そういう描写をしてくれるのもオールドレンズの魅力の一つだと思う。
海岸から少し伸びた船着場。水面の波に光が反射してなんとも言えない色に染まっていた。
日没後、波音に耳を傾けながら海沿いを歩いていると、こんな景色にも出会った。
帰りにバスケをしている中学生ぐらいの集団に出会った。自転車と中学生たちが良いポジションにあったため、さっと気づかれないように撮影。でも多分気づかれてたと思う。
この中学生たちもこの先、年齢を重ねるにあたって離れ離れになるのかなぁ....と。儚さを胸に抑えつつ写真に収めた。
なんでだろう、普通に歩いている親子に不思議とストーリーを感じる。
女の子はお母さんお手製のシチューを楽しみにウキウキで歩いているかもしれないし、
大好きなおばあちゃん家に帰っている途中なのかもしれない。
それが何かはわからないけど、確かに何かが存在する上でこの写真を見た人がなにかイメージして温かい気分になってくれると嬉しい。
変な妄想話はこのくらいに。
この日は楽しい夕方の散歩になった。
次はどこに撮影に行こうかなぁ。
Photo Letter vol.1 - in 神戸
Photo Letter vol.1 - in Kobe
Kobe kitano photograph by fuu
神戸北野異人館、ウィーン・オーストリアの家。早いものでもう12月。もうすぐクリスマス。神戸の町ではもうクリスマスの装飾が始まっていた。
クリスマスソングを聴くと不思議と切なくなる。子供のときに持っていたワクワク感が大人になっていくにつれて失われていく感覚が悲しいのかも。あるいは、クリボッチへの悲壮感か....。笑
紅葉の季節が終わりを迎えるにつれて、冬の空気と共に街はだんだんと冬色に染まっていく。
クラシックの歌詞カード?のようなもの。異人館はこういうものがそっと置かれていて、味を出していると思う。風情がある。
おいしそうなワイン。うーん。ワインっておいしいのか。未成年の自分にはまだワインのおいしさはわからない。ただ苦く感じるだけ。笑
早く大人になって、高層ラウンジのバーでピアノジャズを聴き、夜景を眺めながら、ワインを飲んでみたい。
Tomy Flanagan Trioの Nascimento がおすすめのジャズピアノ曲。
油絵を描いている人がいた。すごく器用に描いていた。絵って言うのは写真と違って、ゼロから好きな世界を創造できる。写真では環境がそろわないと作れない作品でも、絵は想像して描けば表現できる。絵が上手に描ける人ってのは、本当に羨ましく思う。
街は夕暮れ時に。北野異人館を満喫した後、三宮のカメラ屋をうろうろ。
帰り際にふと目に止まった路地がとても素敵だった。
今回使用したレンズはHelios 44-2という旧ソ連のレンズ。
初めてのオールドレンズではあるが、(なぜか)共産主義国家製というところにロマンを感じてしまって、Carl Zeiss Jenaのレンズのコピーである本レンズを選択した。安かったのも買った理由のひとつ。←重要。
一度こんなジャズ喫茶のような店に入ってみたい。でも、流石に学生がソロで突撃するには無理がある。誰か一緒に入ってくれないだろうか....。
またまた、ワインの写真。PentaxのQ7を使ってるときから、なぜかワインを撮るのが好きみたい。丸みに反射する光とか、ラベルの部分の光と影とか、そういうのが撮ってて綺麗に写って楽しい。
神戸はやっぱりおしゃれ。家から電車で30分以内の場所にこんな素敵な場所があることが写真を趣味にするにあたって、とても恵まれた環境にあると思う。
これからも神戸のおしゃれな雰囲気をオールドレンズと共に写していきたい。